2025年11月25日火曜日
再読:梅棹忠夫 著 『知的生産の技術』
昔読んだときは活版印刷だったのに、きょう取り寄せた古本は写真植字になっていた。
この本を読むと京大式カードを買いたくてたまらなくなる。
私は3年くらい前にGetting Things Done (GTD)を紙でやろうとしていたとき、買ったカード、オープンファイル、ファイルボックスがまだ家に眠っている。
読書ノートもカードで書く方がよい気がしてきた。
私は、何を書くかということより、どのような形式で書いてそれを整理するかという方向に気持ちが向いてしまい、その結果、書くことがおろそかになってしまう。
しかし、この本で特筆すべきは京大式カードでもこざね法でもなく、「ひらかなタイプライター」だろう。
そして、ひらかなタイプライターを用いて書かれた手紙の写しが図版として掲載されている。
今見ると、そのたましいは、ファミリーコンピュータ時代のドラゴンクエストのような、ロールプレイングゲームに受け継がれたような気がしてしまう。
「おお! ゆうしゃ よ、 しんでしまう とは なにごと だ!」
という、独特のリズムをもったひらがな文だ。
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