2025年6月8日日曜日
人びとはみこしを担いでいた
看護師は、私にボディソープとシャンプーを持ってきてほしいと言った。
小さなボトルでそれらを購入した。
職員は母の頭を洗い、足もきょう洗った。
母の手は熱くなかった。
母は目を開けて話をしていた。
母は爪を切ってほしいと言っていた。
私は、あす爪切りを持ってきて切る約束をした。
路上で人びとがみこしを担いでいるのを見た。
私は病院から戻るバスに乗っていた。
人びとの人生はあまりに短い。
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