2025年2月16日日曜日
母の俳句
袋入りのスナック菓子を届けに、母を訪ねた。
ある日、母は施設内で親しい人とともに、満月が明け方に沈んでゆくさまを眺めた。
その光景が母にインスピレーションを与えた。
母は俳句を詠み、それを私に教えてくれた。
私は、母が、私たちが住んでいた町の俳句サークルのメンバーだったことを知っている。
しかしながら、その当時は母は作品を私に伝えることはなかったように思うのだ。
自分の思いを表現したいという念は母の魂の中にまだある。
母が俳句を作るとき、見たものを見たままに詠む、ということを決めているのだそうだ。
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