The cat once I lived with

定本こっそり日記

2024年9月29日日曜日

ただの箱か板だと思っていた


夫が、Pythonについて書かれた本を持っているというので、2冊貸してもらった。
『ゲームセンターあらしと学ぶプログラミング入門 まんが版 こんにちはPython』
と、
『Pythonではじめる音のプログラミング コンピュータミュージックの信号処理』
だ。

私はすごく小さかった子どものころに「ゲームセンターあらし」を読んでいたので、あらしが現代の世の中でコンピュータに触れている場面を見て、なんだか頭がくらくらした。
あらしは昔のままの、小学生のあらしで、でも世の中が現代なのだ。
でもあらしがそのまま歳をとっておじいさんになっていたら、それはそれでわかりづらい。

そう、音のプログラミングはとても難しそうなので私は、こんにちはPythonを先に読んでいるのだ。
でも、こんにちはPythonは、どんな人を対象にしているのかがわからない。
インストールとかダウンロードとかウインドウという用語をあらしが全く知らない設定になっている。
これはかなり不自然だ。

でも、現代の世の中にも全くコンピュータに触れたことのない人は必ずいるだろう。
そう考えると親切に作られているといっていいだろう。
まんがだからといって内容が簡単になるわけではなく、私は「第5章 変数を使おう」のあたりで非常に眠くなった。
先にこのサイトの更新をしないとまずいと感じた。

しかしこの本は当然のようにWindows上でコードを書いている。
環境も、いきなり最新版のPythonをふつうにダウンロードしていた。
そしてIDLEというのが使われている。
これはなんだろう。

そしてIDLEとShellの違いが私にはよくわかっていない。
Macユーザにもわかるように書かれた本がほしい。

そう思って、試みに音のプログラミングのほうを読み始めたら、最初の音響学のところで、サイン波の話が出てきた。
私は最初に就職した会社で、三角関数が必要で、でも全然わからなくて自分も周囲も非常に困った経験がある。
高校のころに数学や物理、化学の存在を無視していたつけが回ってきたのだ。
実際に学んでいるときにはわからないだろうが、それらの学問は世の中で必要とされており、それらがふつうに使われている世界がある。

話がそれた。
私はいま使っているコンピュータでどうしても最新版のPythonがインストールできなかった。
それは今月の初めくらいのことだ。

だったら、必要なデータだけ退避させて、コンピュータを一度初期化したい。
そんな衝動に駆られている。
いつも持ち歩くコンピュータでコーディングができないとすごく不便だ。

必要なデータというのは音楽と写真だ。
いや、それだけではない。
必要なものと必要でないものを分けるのがめんどうなので、ずっと放置している。

一度iCloudとの同期を止める必要が出てくるだろう。
そう考えるととてもおっくうだ。
全部バックアップをとればいいのだろうか。

現実を考慮せずに理想をいうと、新しいMacを買い、そこに一つずつ必要なものを移すことがしたい。
だったらいま使っているMacに新しいユーザアカウントを作ればいいのではないだろうか。

ひとつ前の日記へ
つぎの日記へ