2023年12月20日水曜日
人類共通のある習慣
英会話の先生が、死者に花を手向けるのは、何万年も昔から各地で行われてきたことだという話をしていたのを、いま思い出した。
日本のお葬式では家族が棺に石で釘を打つ儀式みたいなのがあるんですよ。と私が話したからだ。
私はどうも、英会話スクールの教材があまり好きではない。
だから毎回与太話をしている。
しかし先生はプロ中のプロなので、そこに学ぶべき表現を織りこんだクイズを挟んだり、私の表現を直したりしてくれる。
シェーン・マガウアンのお葬式が動画投稿サイトで生中継され、その会場というか、大きなカテドラルにいたシェーンのお父さんがとてもかわいそうだったという話もきょうのレッスンの中であった。
子が親より先に死ぬというのはあるべきではないことだからだ。
お葬式の世界生中継というのは故人の意思に含まれていたのだろうか。
お葬式のなかでニック・ケイヴがとても悲しく歌うシーンもあった。
先生が先々週のレッスンでその場面を見せてくれた。
奇遇なことに先生の親と私の親がほぼ同じ年齢だ。
先の大戦中、かれらは遠く遠く離れた違う陣営の国でそれぞれに子ども時代を過ごした。
当時のイギリスは、私の中では、映画にもなったイアン・マキューアンの贖罪という小説で描かれていた世界だ。
その子らが通信装置を介して現在、言語を教えたり学んだりしている。
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