2023年12月19日火曜日
頭の位置で姿勢が変わること
私は猫背だ。
20歳くらいのときに、
「よしゅくは猫背だからリュックがいいよ」
と何気なく友人が言った。
それで初めて自分が猫背であることに気づいた。
最近、「ウォーキング整体」を提唱している人が監修した記事を読んだ。
敏感肌の人向けの化粧品を売っている製薬会社のパンフレットに掲載されていた。
立ってみて、耳の穴と肩の中心、そしてくるぶしを通る線が一直線であるのが理想と書いてあった。
実際にそうして立ってみると頭の位置がいつもよりだいぶ後ろになり、急に身長が高くなって視野が広くなった感覚があった。
これまで、
「もっと胸を張らなければ。私は猫背なのだから」
としか考えていなかった。
胸を張っても頭が前に出て下の地面ばかり見ていた。
机に向かってコンピュータを操作していても、ノートに字を書いていても、頭が前に下がっていた。
今でも気づくとそのようになっているので、思い出したら頭の位置を変えるように務めている。
でもなかなか改まらない。
机に向かっている場合は椅子に深くこしかけて背もたれに背中をつけ、足の裏を床につけるといいのだが、そうするとモニタスクリーンが遠く感じてしまう。
遠近両用のめがねを使っているのだが、遠くを見るときはレンズの上側を使うように、上目遣いにしてくださいと言われている。
そのやり方に習熟していないというのもある。
モニタが見えづらいのでつい前のめりになっている。
モニタを手前に寄せればいいのだが、そうすると書きものをする余地がなくなってしまうので、だいぶ机の奥側にモニタを設置しているのだ。
頭をまっすぐ立てて歩いてみると、なぜか大股で早歩きがしやすい。
これまで、特にこの数年間は歩いていて他の人に後ろから抜かされていた。
どうして私は歩くのが遅いのだろうと思っていた。
姿勢の悪さがその一因であったかもしれない。
さらに、腰を反らせる癖もついていてそれもやっかいだ。
腰を反らせない、つまり背中の下半分と背負っているリュックとの間に空間ができないようにすると、おなかのあたりの筋肉が使われていることがわかる。
努力しないとそれを維持できない。
胸を張って腰が反っているのがよい姿勢だと長年ぼんやり思っていた。
加齢に伴いいろいろ工夫しないと快適さが得られなくなってきた。
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