2024年8月22日木曜日
地域ごとのバスの掟のようなもの
今の住所に引っ越して
しばらく経つ。
最近になってやっと、
いつも使うバスに乗るとき、
奥のほうの2人がけの席が
空いていたら、そこへ
まず座るようになった。
以前までの私は
降り口付近の1人がけの席が
好きだった。
でもどうやら、
今住んでいるところでは、
降り口付近の1人がけは
お年寄りをはじめとした、
あまり元気でない人向けに
空けられているらしい。
実はどこでも、
バスの席はそういうふうに
使うものだったのかもしれない。
私が気づいていなかっただけだ。
どうりで、
バスでバンドの練習へ行くとき
でかい楽器を持って1人がけの席に
陣取っていたらじろじろ見られたのだ。
先日、ある地域で催しに参加し、
シャトルバスに乗った。
目的地に着いたら、
前の席の人から順に席を立ち、
実に整然と降りていた。
私はこれまでの人生で
そういう光景を見たことがなく、
たいへん驚いた。
着いたら乗客は我がちに
降り口へ殺到するものと
思いこんでいた。
どうも、自分のバスのマナーを
見直さなくてはならないようだ。
それとは別に、2002年くらいの正月に
南インドのチェンナイという都市を
訪れたとき、そこでも
路線バスに乗った。
乗客は混み合った車内で、運賃を
手から手へリレーして
車掌さんへ渡していた。
男性は右側の列に座り、
女性は不浄とみなされているので
左側だった。
私はそのバスで立っていたら、
誰かに尻をなでまわされた。
近くの女性がそれに気づいて、
あなたこっちにいらっしゃい
というように招いてくれた。
車内で、座っている女性は、
立っている女性の荷物を
自分の膝においてあげたり、
女性同士の助け合いを感じた。
このようなエピソードは
昔のこのサイトに書いたはずだ。
でも私はそれらを消してしまったので
またここに書いている。
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